あさひねこ新聞 02月11日 号

asahineko 仕口シリーズ岐阜県付知は古くからの大工町。木曽五木を使った「木工仕口」の形は、身近な食卓で地域の歴史を伝える道具としても活躍します。 木曽五木の中から清楚な色合いが魅力の「ひのき」と、黒褐色で渋みのある「ねずこ」をセレクト。一つ一つ異なる形状の継手を持った箸置きです。シンプルでちょっとユニーク、そして優しさが伝わるデザインが印象的です。

あさひねこ新聞 02月08日 号

asahineko 踏台足の乗る踏板部の組み付けです。こうして見ると色味に変化があまりない様に見えますが、この後、形を作り、角は丸く、板面は浮造を施します。すると、ひとつひとつ全てが異なった表情になります。ふたつとして同じ物がないという事は大袈裟な表現かもしれませんが、世界にひとつです。木は作り手も使い手も楽しませてくれます。

あさひねこ新聞 01月15日 号

asahineko 曲輪テーブルの足遅ればせながら、明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。仕事始めから木曽五木の製品に没頭しています。今年は今のところ雪が少なく交通に影響がなく助かる所ですが、雪が降らないと困るところもあり、良いも悪いもバランスが必要です。今年もシンプルにスタイリッシュに頑張って行こうと思います。

あさひねこ新聞 12月28日 号

asahinekoの檜とネズコで作った檜箱『カトラリー立て』です。升の技法(ロッキング)で組み立ててあり、底板を取り付ける作業中の風景です。木の厚みが薄いため、抑えすぎると割れてしまう事もありますが、抑えが弱いと隙間が空いてしまうかもしれないので、抑える力に気を使いながら丁寧に作業しています。

あさひねこ新聞 12月03日 号

今年も残すところ後わずかです。いつも仕事納めに大掃除をしようと予定するんですが、いつもタイミングよく仕事に追われ予定通りいかないものです。できない事をできる様に段取りする事が「予定を立る」という事でしょうか。まだまだ未熟でうまくいかないものです。残り少し、令和元年も終わり良ければ全て良しの精神で気張ります。

あさひねこ新聞 11月10日 号

asahineko 踏台の足場板 浮造加工  この浮造は柔らかい夏目を削り冬目を浮かせるという技法です。 木目が美しく浮かび上がらせることが本来の目的ですが、デザイナーの村澤一晃さんが足を乗せる場には滑り止めをと、この技法を選択。 使い手を考えたデザインはひとつひとつ職人が手仕事にて仕上げています。

あさひねこ新聞 11月06日 号

原木を板にする事を製材と言います。この作業が木の製品を作る時の大半が、最初の工程に製材をします。写真は製材の時に、使うノコギリ(帯鋸)です。単なる鉄の薄い板に見えますが『腰入れ』と呼ばれる技術や、真っ直ぐな板を作るための職人技が隠されています。穴が空いているものは冬場に凍った原木を製材するために作られたものですが、他の季節に使っても、板におが粉がつきにくいので通年使っています。製材をする事において1番大切なツールです。写真じゃわかりにくいですが、円周で7メートルほどある刃物なので、危険も伴うのでいつも作業は安全第一です。

あさひねこ新聞 10月18日 号

asahineko鍋敷 五木 あすなろ、さわら、ひのき、ねずこ、こうやまき、の木曽五木から出来ています。結合は基本の継手。複雑な手は加えず5つの木が一番映える五角形のつくり。素敵な板目と五色の色合いが場所を選ばず際立ってくれます。

あさひねこ新聞 10月10日 号

東濃ヒノキをいただきに材料屋さんへ。弊社の頂く材料は端っこの方にちょろっと積んであるだけなんですがすべて無地で揃えてもらってます。節がほぼ無いものです。この後、弊社にて7日〜10日、もう一度乾燥室で乾燥させてようやく木取っていきます。 この&