あさひねこ新聞 11月10日 号

asahineko 踏台の足場板 浮造加工  この浮造は柔らかい夏目を削り冬目を浮かせるという技法です。 木目が美しく浮かび上がらせることが本来の目的ですが、デザイナーの村澤一晃さんが足を乗せる場には滑り止めをと、この技法を選択。 使い手を考えたデザインはひとつひとつ職人が手仕事にて仕上げています。

あさひねこ新聞 11月06日 号

原木を板にする事を製材と言います。この作業が木の製品を作る時の大半が、最初の工程に製材をします。写真は製材の時に、使うノコギリ(帯鋸)です。単なる鉄の薄い板に見えますが『腰入れ』と呼ばれる技術や、真っ直ぐな板を作るための職人技が隠されています。穴が空いているものは冬場に凍った原木を製材するために作られたものですが、他の季節に使っても、板におが粉がつきにくいので通年使っています。製材をする事において1番大切なツールです。写真じゃわかりにくいですが、円周で7メートルほどある刃物なので、危険も伴うのでいつも作業は安全第一です。